茶花
金花糖には、茶花が必ずと言ってよいほど飾ってあります。それは、
季節を感じさせるもので、店内を飾りたいと考えているからです。
茶席に生ける花は、自然の風情を尊んで、季節を感じる花が
使われます。季節の無い花、盛りの長い花は用いないようにします。
また生け方も、「投入」という、そのままの姿を活かした生け方がなされます。
このようなお茶の心を、おもてなしに活かしたいと考えて、茶花を飾っています。
「これは、なんという花なんでしょうか?」と、花については
お客様から、よく声をかけていただきます。茶花には、水仙、紫陽花といった
お馴染みのものもあれば、見かけるけれど、名前の知られていない山野草も
多いからです。また店内には、茶花の図鑑等も置いてございますので、それで
ゆっくり調べてみられるのも、楽しいのではないかと思います。
金花糖のおもてなしで、お客様に「ぜいたくな時間」を感じて
いただくことができれば、こんな嬉しいことはないと思っています。
2000年10月某日