今月は
来ましたね、いよいよ年末です。 今年の金花糖は26年目に入りました。 開店したのは、世がミレニアムとかで話題になっている頃でしたが、 10年出来ればと思って始めたのがここまで来てしまいました。 「美味しかった」のお声に元気をいただいて、 本当に皆様のお蔭としか言いようがありません。 しかし年々、体にも心にも寄る年波が押し寄せるようになりまして、 お休みが大変多くなってしまい大変申し訳ありません。 それでも体と心が続くかぎり金花糖を続けたいと思っております。 またよろしくお願い致します。では、年越しの春道列樹(はるみちのつらき)の歌です。 短い前書きがあります。
年の果てに詠める
昨日といひけふとくらしてあすかがは流れてはやき月日なりけり
〔昨日と言ひ 今日と暮らして 明日香川(あすかがわ) 流れて早き 月日なりけり〕
明日香(あすか)は飛鳥とも書きますが、明日香川は、奈良県の明日香地方を流れる川で流れの早いことで知られていました。
昨日はああだと言い 今日はこうだと暮らして 明日になって・・ 明日香川(あすかがわ)のように 流れて早い 月日だったなー。
今年の一年、過ぎるのは早かったです。
でも私は年のせいかもです(笑) 実は年のせいかという証拠もあって!
なんか年々早くなるような気がするのです(笑)
でも日々生活している時は、そんな日が早くは過ぎません。
この歌にあるように昨日はああだ、今日はこうだと言っているうちに明日が来てなんですが、ちゃんと普通に時間がかかっています。
でも過ぎてしまって振り返ると、あっと言う間です。
歌を詠んだ春道列樹(はるみちのつらき)さんは、平安時代の千年以上前の方です。
あぁ明日香川みたいに早かったなー。
千年以上昔も同じなんだなーということですが、
でもさっと明日香川と出てくるのがさすが平安の歌人です。
この歌を声を出して読んでみると、始めの上の句「昨日と言ひ 今日と暮らして 明日香川」、ここ本当にいいなあと思います。
ある程度はパターン化した言い回しなんですが、
でもこれだけで毎日のゴタゴタした感じがちゃんと分かって、そして「明日香川」でピタっと決まる。
うーんこれはさすがとしか言いようがありませんね。
「昨日と言ひ 今日と暮らして 明日香川(あすかがわ) 流れて早き 月日なりけり」、
前書きにあるように「年の果てに」、年の最後の最後に詠んだ歌です。
「明日香川 流れて早き 月日なりけり」が、今年の振り返りだけでなく、
なんとなく来年につながっている感じがします。
やっぱり「明日香川」が効いてますね。
まさに、年の果てにふさわしい歌ですね。
さあ、今年もおしまい。来年が素敵な年でありますように!