今月は
2008年 7月は
今月は、梅雨明けでいよいよ夏ですね。
暑いけど夏はお休みもあって、お出かけ、旅行、ほんとに楽しみな季節です。
服も軽いもので済みますし、気軽に出かけられるのもいいですね。
金花糖も梅雨が明けて夏が始まると、
氷、くずきりと本格的に夏メニューを始めます。
夏の名物の冷たい鯛焼き、
冷鯛(ひやっ鯛)の方は、もう始まっています。
ひやっ鯛は、焼いた生地のお腹を割って餡と生クリームを入れ冷凍したものです。
もちろん材料もこだわっています。
餡は丹波大納言、生クリームも餡の味に合わせて美味しいものを厳選しました。
生地も普通の鯛焼きとは別物です。
ほんとに美味しいですよ。夏は冷たい鯛焼き、ひやっ鯛をぜひご賞味くださいね。
では、夏の白河院の詠んだ歌です。
にはの面は月もらぬまでなりにけりこずゑに夏の影しげりつつ
〔庭の面(おも)は 月漏らぬまで なりにけり 梢に夏の 影茂りつつ〕
梢に葉が生い茂り、いっぱいになってきた。
そして、月が出れば照らされていた庭の地面も、
光が来ないほどになってしまった。
昼間は緑いっぱいに輝く夏。
それを、「梢に夏の 影茂りつつ」 と詠んだところが面白いですね!!
ほんとに夏は木も草も葉がどんどん増えて、
庭などはそのままにしておくと伸び放題になってしまいます。
次は、そんな夏草が伸びてという和泉式部の歌です。
にはのままゆるゆるおふる夏草を分けてばかりにこむ人もがな
〔庭のまま ゆるゆる生(お)ふる 夏草を 分けてばかりに 来む人もがな〕
《庭のままに ゆるゆる伸びる 夏草を 分け入るように 来る人あれば》
庭の草がいっぱい伸びれば、刈ってもいいと思うのですが、
和泉式部さんは刈りません。(笑) その伸びてしまった草を、
押し分けてでも来る人があってほしい!! と詠むのです。
庭のあるままに 「ゆるゆる」 と伸びた草までも、恋の歌になるんですね。
「夏草を 分けてばかりに 来む人もがな」、
熱いです!! 恋に生きた和泉式部さんらしいですね。
さあいよいよ夏。暑いだけでなく、熱い夏が待ってるといいですね。(笑)