今月は
2025年 3月は
ついに来ました、春三月です。 寒かったし、雪かきも大変だったし、そんな冬を越えていよいよウグイスが鳴きます、桜が咲きます。 月初めはまだ寒さも残りますが、お彼岸の20日ごろには治まってほんとに春らしくなってきます。 何もしなくても心もアップ、体もアップで行けそうです。 ほんとに楽しみな月ですね。金花糖も今月は春の趣き満開で、おひなさまを飾ってお迎えいたします。 メニューも恒例の特別メニューとして、ひなまつりパフェをいたします。 ひなまつりパフェは、 短冊に切ったスポンジケーキに、金花糖の餡や苺が添えられた春いっぱいのパフェです。 スポンジケーキも自家製ですから、そのしっとりした味わいを生かしたパフェとなっています。 毎年大好評のメニューです。 今月は金花糖で、是非ひなまつりパフェをご賞味くださいね。
では、桜を詠んだ源頼政の歌です。
みやま木のそのこずゑともみえざりしさくらははなにあらはれにけり
《深山木の その梢(こずえ)とも 見えざりし 桜は花に 現れにけり》
奥深い山にある木の 何の枝の先とも 見えなかった 桜、それは花によって 現れるのだなー。
われわれ日本人はとにかく桜が大好きですね。
どこでも咲いた桜があればちょっと立ち止まり、そしてただ見るだけで感動します。
でも花が好き過ぎて、
咲いていないとき桜がどんな木なのかというのはピンときません。だいたい咲いてる時の桜は、
葉が無いかまだ茶色の葉っぱですから、
そんな時しかしげしげと見てないわけです。
毎年ここは桜並木でとかならこの木は桜だと思うわけですが、
そうでなければ、これは何の木かねとか言っておしまいです。花が咲いて、
あっ桜の木だと桜の正体が現れるわけです。
桜は、「この紋所が目に入らぬか!」 水戸黄門の印籠みたいに、
花で正体を現わすのですね(笑) でも考えてみればこれも桜らしい味わいの一つです。
桜は、緑の葉っぱが出る前に咲きますから、
緑が無くて枝の茶色だけの所にいきなり白いピンクっぽい花がいっぱい、
枝を隠すほどに咲くわけです。
茶色がいきなりピンクに、これはやはり毎年分かっていても、見事だなーと思います。
初めの頼政さんの歌は、そんな桜の趣が深山の木から詠まれているわけです。
「深山木の その梢(こずえ)とも 見えざりし 桜は花に 現れにけり」、
桜の花は黄門様の紋所、この歌の話はこれに尽きますかね(笑)
さあ、春です。
空も気分も明るくなって、陽気が体にも満たされますように!
元気に行きたいですね。