今月は
2024年 1月は
明けましておめでとうございます。 年が明けました。 いろんな祭日がありますが、一年でいちばんおめでたいのはやはり元日ですね。 どうしてかまではまあ分かりませんが(笑) 国によっては例えばクリスマスの方がおめでたいとかそういう所もあるようなので、 「もう いーくつ寝ると お正月」と何よりお正月が楽しみというのも、これもやはり国の伝統ですね。 特に元日は気持ちを新たにしてスタートです。 おせちにお酒でいい気分になって、あとは願いごとということで。 ここは素晴らしい伝統の言葉を。 家内安全 商売繁盛!
今年の金花糖は、春には24周年を迎えます。なんと二回りしたことになります。 今年は辰年ですから開店した2000年も辰年だったわけです。 ちょうどミレニアムとか騒がれた年でした。 開店の当時、10年も出来ればと思って始めたのを覚えています。 まさか七十を過ぎてまで出来るとは思ってもいませんでした。 これも本当に皆様のお蔭です。 美味しかったというお声に支えられて、ここまで来ることができました。 本当にありがとうございました。 そして今年は、8日(月)より開店いたします。よろしくお願い致します。
では、新年の様子を詠んだ、平安の頃の女房であった小弁(こべん)の歌です。 一言ですが前書きがあります。
臨時客を詠みました。
むれてくるおほみや人ははるをへてかはらずながらめづらしきかな
〔群れて来る 大宮人は 春を経て 変わらずながら 珍しきかな〕
仲間で集まって来る 宮中にお仕えしている人々が 初春を迎えて これまでと変わらない人でありながら 新しい感じがするなー。
年が明けると、なぜか景色でも何でも、一つ新しくなったように見える。
不思議ですがそんな感じがありますね。
前書きの「臨時客」というのは、もちろん人の意味もありますが、
大臣家などで開かれるお正月の宴会のことを言います。
今でも、お正月の偉い人の宴会というのは部下の人とかがいっぱい来ますね。
この歌の小弁さんは、そんなお正月にお客がいっぱい来る光景を見て、
「変わらずながら 珍しきかな」いつも見る人なのに新しい感じに見えるなーと詠んだわけです。
そして大きな宴会に行く時は、仲のいい人とはどこかで集まって一緒に行こうとかになるでしょうし、
またみんな同じような時間に集まるわけですから、行く途中で色んな人と出会って、気の合う人とはせっかくだから一緒にとかなって行くことになりがちです。
偉い人の家に仲間同士でがやがやしながらやって来る、
小弁さんはそんなお正月らしい光景も、「群れて来る」と詠み込みました。一言で雰囲気が出てますね。
「群れて来る 大宮人は 春を経て 変わらずながら 珍しきかな」、
昔の本を見てみると、こういう新年会は一日よりも二日が多いみたいです。
そのあたりの感じも今と変わらないのかもしれません。
そんなお正月ならではの雰囲気が、ひとりでに浮かんでくるような素敵な歌ですね。
さあ、年が明けました。
今年の目標は iPhone15!いやいや、やっぱり体の健康でしょうか。
すっかりそんな歳になりました(笑) 皆様に今年がよい年でありますように!