今月は
2008年 4月は
ついについに、桜の季節がきましたね。
まだ冷える日があっても、桜を見れば春です。
そして日本は桜がほんとに多いです。
忙しくてお花見に行けないという人も、きっと色んなところで桜を楽しまれるでしょう。
でも、やっぱりお花見ですね。雨が降っても風が吹いても。(笑)
そして、お花見のお供には、金花糖の鯛焼きはいかがでしょうか。
金花糖では鯛焼きの餡も手作り。
鯛焼きに合った甘味にするために、甘味処の餡とは別に炊き分けています。
でも小豆が丹波大納言であることは同じです。
丹波の小豆は、小豆の味が砂糖の甘味に負けないのです。
美味しい小豆の味たっぷりの餡になります。
ぜひお花見の折には、金花糖にお立ち寄りくださいね。
では、よみ人知らずの桜の歌です。
さくらがり雨はふりきぬおなじくはぬるとも花の影にかくれむ
〔桜狩り 雨は降りきぬ 同じくは 濡るとも花の 影に隠れむ〕
《お花見に 雨は降り来て 同じなら 濡れても花の 影に入ろう》
桜が咲くのはまだ葉の出てない時ですから、雨宿りには向かないでしょうね。(笑)
それでも、「濡るとも花の 影に隠れむ」と桜の下に行く。
粋ですねー!! ただ、あんまりあってほしくはないですね。(笑)
次は雨ではなく、露に濡れた桜の歌です。
さくら花つゆにぬれたるかほみればなきて別れし人ぞこひしき
〔桜花 露に濡れたる 顔見れば 泣きて別れし 人ぞ恋しき〕
《桜花の 露に濡れてる 顔見れば 泣いて別れた 人が恋しい》
素敵な歌ですね。
相手は、どんな人なのでしょうか。
桜の頃に素敵な思い出のあった人なのでしょうか。
でも、この歌もよみ人知らず。前書きも「題知らず」と書かれてるだけ、何も分からないのです。
よみ人知らずは、もちろん詠んだ人が分からないわけですが、
歌によっては名前が出てはちょっと都合が悪い(笑)、
そんな理由でよみ人しらずになったのもあるような気がします。
この歌なんかはどうなのでしょう。
露に濡れた桜の花を見て、
「なきて別れし 人ぞこひしき」!!
何か、「よみ人知らず」のドラマがありそうな。(笑)
今月は、ドラマのある人も無い人も、桜桜桜ですね。