今月は
2006年 7月は
先月は、ワールドカップ、ジーコ・ジャパンで燃えましたね。
残念でしたが、また4年後に期待しましょう。
今月はいよいよ梅雨明け、そして暑い夏が来ますね。
金花糖のメニューもすぐに夏!といきたいところですが、実はこういう季節の変わり目の月、
金花糖のメニューはちょっと複雑です。
季節の流れに合わせて、メニューも切り替えさせていただきたいと思っているからなのです。
本格的に夏らしいメニュー、くずきりや氷は、梅雨明けとともに始まります。
でも夏はくずきりが美味しいですね。
金花糖のくずきりは、吉野本葛を使ったもの。そして必ず作りたてをお出ししています。
蜜も黒蜜、抹茶蜜と、両方の味をお楽みいただけます。
ぜひ、金花糖のくずきりをご賞味くださいね。
では、夏!!紀貫之の歌です。
あし引の 山下繁(しげ)き 夏草の ふかくも君を 思ふころかな
素敵ですね!
恋する人は、何かにつけて好きな人のことを考えてしまうもの。
「夏、山下の草も深くなった。深くといえば、今こんなに深く君を思っている。」
と、熱っぽくではなく、さらっと歌われているところが素敵です。
そしてこの歌は、屏風の絵に添えられたものだそうです。
どんな絵かは分かりませんが、
夏草を、何処かじっと眺めている人が描かれてたのかもしれません。
そんな光景が、思い浮かんでしまうような歌ですね。
次は、その頃すごく男性から人気のあった女房、馬内侍(うまのないし)の歌です。
やんごとない人から手紙が一度あって、その後なにもないので贈った歌とあります。
そんな時は、どう手紙を書いてよいのか、すごく難しいものだと思うんですが。
飛ぶ蛍 まことの恋に あらねども 光ゆゆしき 夕闇の空
「夕闇に飛ぶ蛍。まだ本当の恋ではないけれど、その弱い光は、
普通とは全く違う輝きで流れています。」という歌のお返事です。
なんて素敵な返信でしょう!!素晴らしいですね。
ただこの結末がどうなったか、それは分かっていないのです。
ちょっと残念ですね。(笑)
さあ、今年の夏は、恋する夏で!!