今月は
2001年 1月は
1月は、やっぱりお酒でおめでたくお祝いしましょうということで、
甘酒をメニューに入れました。
酒粕から造る甘酒なので、味は酒粕で決まります。
そこで鶴来の銘酒、菊姫の酒粕を用意致しました。ぜひ甘酒で、
正月気分をお楽しみください。
金花糖では、季節感を大切にしたおもてなしを
テーマとしていますので、今月はお正月らしさあれこれでお迎えいたします。
でも芭蕉は、お正月に何か哲学的な皮肉っぽい句を詠んでいます。
年々や 猿に着せたる 猿の面
<一年一年、それは猿に 猿の面を付けているようなもの>
正月ですから、猿回しにちなんで詠んだのでしょうか。 人は年ごとに新しい年の面を付けるけれど、 でも猿に同じ猿の面を付けるようなことになっている。 人が本当に変わることの難しさ、それを象徴的に言い放ったような句です。 芭蕉の十七文字は、何か残るものがありますね。